活躍する同窓生

大学を卒業して就職したのは旅行会社でした。経理やカウンター、添乗、営業、支店長、本社人事と、29年勤務しました。現在は縁があって北広島市にある社会福祉法人北ひろしま福祉会に勤務しています。知的障がい者の支援施設、特別養護老人ホームやデイサービス等の介護施設を運営している社会福祉法人の常務理事として法人経営の役割を担っています。福祉の仕事をするようになって12年目になります。職員数は正職員、パート職合わせて約470名と大所帯です。人事部長も兼務し職員採用や人材育成に日夜奮闘しているところです。運営する事業所は、今年3月にオープンする北海道ボールパークFビレッジに隣接していて、施設周辺の環境も大きく変わり「わくわく」感いっぱいの毎日を過ごしながら、飛躍していくチャンスを逃さないようチェンジ＆チャレンジで精進しています。また、法人理念で「しあわせを追求する事業展開」を掲げ、地域の人とつながりを大切にし、北広島市のまちづくりにも積極的に取り組んでいます。

在学中は「旅行研究会」に所属していました。毎年夏休みに全国へ合宿に出かけました。きれいな旅行ではなく、リュックを背負い、テントを持って夜行列車で旅立つような貧乏合宿です。その軍資金を貯めるため旅行会社の添乗員（当時は無資格でも出来ました）や百貨店での販売員のアルバイトを行って、大学では学べない社会人としての上下関係、身だしなみ、お客様の接遇など、社会へ出るための適応能力を磨きました。また、先輩たちからは、今では許されないようなお酒の飲み方もしっかりと教育され現在に至ります。４年時には「自治会執行部」にも所属し、学生部（当時は現同窓会事務局長の木村さん）と大学や学生主催行事、体育会や文化協議会のサークル活動の運営などに係わったことを昨日のことのように思い出します。あっ！もう少し勉強すればよかった。

北海学園大学OB・OGのありがたみを感じるのは卒業してからです。9万人を超える先輩や後輩が日本全国のみならず海外でも活躍しています。同窓のよしみで気にかけてくれたり、気にかけたりということが多くあります。心強いですね。
北海学園大学の建学の精神「開拓者精神」。今回、同窓会に寄稿するに当たり気持ちは40年前にタイムスリップしました。いくつになってもポジティブに、北海学園大学同窓としての「誇り」を持っていきましょう！！